ブータンの映画

先日も感想を寄せていただいた会員のＹさんより、

４月の例会の感想もいただきました。

ブータン映画になじみなんてないですよね。でも実際観てみると、すっとこの世界に入っていき、新鮮な発見に溢れた映画だったように思います。

田舎の学校に赴任した小学校の先生が子供たちにふれあい、教育に目覚めるって話はこれまで各国の映画でよく目にします。しかし、ブータンの場合は極端、７日も歩いて行く電気も水道もない56人しかいない村なんですね。しかも「世界で一番幸せな国」のはずなのに、貧しい国にうんざりして、物質豊かな外国へ行くことばかり夢見るどこにでもいそうな青年が主人公。でもそんな青年だからこそ、何もない村の心の豊かさや自然と共に暮らす人々の心根を観客と一緒に発見していく物語になったのでしょう。子供たちの天真爛漫な姿、朴訥と語る村長、実際に暮らす村人も数多く用いて物語を紡ぐ監督の力量も確かなものを感じました。ほっこりするだけでなく、未来へ共に歩もうとする映画でした。（Y）

皆さんも、ぜひ、映画の紹介や感想など、お寄せくださいませ♪

京都映画サークル協議会

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