京都映画サークル協議会

1949年に結成された、日本で最も古い映画鑑賞団体です。「すばらしい映画を観続けるよろこびを、より多くの人とともに」をスローガンに、「よい映画をともに観て、ともに語る」ことを理念に活動してきました。

『ペトルーニャに祝福を』の感想をいただきました。

まず、この映画をセレクトした映サに感謝します。
女性排除の宗教行事、スポーツの男性優位、高学歴の就職難、ニート、ルッキング、セクハラ、「奥さん」と呼ぶ男、保育園のお迎え問題まで、これ日本と一緒ですよね。
まっすぐに見つめるペトルーニャの目が、私たちの今を問うていると、感じました。
女性監督の映画をこれからもたくさん見たいです。
【タコケン会】A
 この映画を観終えた後考えるきっかけになった事は「人間の尊厳」を取り戻すということです。一番最初のシーンで犬や猫のようにパンをかじるペトルーニャは動物的だと感じました。男性のみが参加できる祭りに入り十字架をとった事もどこか動物的衝動によるものに近い気もします。そんな主人公が警察でのやりとりで知的にふるまい、最後のシーンで「何か」を取り戻した表情がとても印象的でした。観る人の立場によっていろんな感想が得られるであろう面白い作品でずっと頭から離れないタイプの映画でした。
【アルテ】F  

 

 映画が始まってしばらくはペトルーニャをはじめとする登場人物に好感がもてないでいた。しかし、十字架を手にした時から、ペトルーニャの表情(心情の反映)が大きく変わった。その後もいろんな攻撃やいやがらせの中で、ゆれ動きながらも、だんだん目つきがしっかりしていき、ありのままの自分に自信を持てるようになっていった。警察署での母親とのやり取りからそのことがよく分かった。最後に「十字架」を「返した」のもその自信を持って生きていくという決意のように思えて納得した。

【おきらく】H

 

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